ロッキング、バイトとも呼ばれます。具体的には、締め付けの過程でねじとナットが固着し、ねじの抜き差しができなくなり、一連の重大な結果を招くというもので、これがステンレス製ファスナー業界の長年の問題となっています。
ロックアップを防ぐにはどうすればよいですか?
まずは予防
営業時にはお客様の使用状況を事前に把握し、以下のようなリスクの高い業種や緩みの発生状況に対する「ロック防止ナット」の使用についてお客様とコミュニケーションを図ります。
正しい使用方法を守る
1. ボルトの長さは、締付け後1~2ピッチ程度露出するように適切な長さを選定してください。
2. ボルトの引張強度およびナットの安全荷重は設計要件を満たしています。
3. 使用前に、製品のネジ山を清潔に保ってください。ネジ山に傷があれば、少なくともナットはスムーズに通過できます。
4.ナットを締め付ける際、レンチを当てる方向はボルトの軸に対して直角で傾かないようにしてください。
5. トルクレンチは安全トルク範囲内のトルク値で使用し、均等に力を加えて回転させてください。